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元ハウスメーカー営業マンの自分のお家づくり日記。 限られた予算の中で、構造に設備にこだわった家づくりをしようと思いましたが・・・。 いまは、DIYでお庭づくり中。
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HN:
ieman
性別:
男性
職業:
不動産屋さん
趣味:
ダイビング、ゴルフ
自己紹介:
元ハウスメーカーの営業マンで建築士の資格も取りました。今は不動産関係の仕事をしてます。 iemamaと子供2人の4人家族。
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2006/08/31 (Thu)

耐震性は当然のごとくお家にとって重要な要素です。
一般的に木造の場合、軸組みより2×4の方が耐震性があると言う風潮があり、今回も1社は2×4の会社も検討しました。 だけど、躯体内結露の問題がどうしても気になり、元のハウスメーカーは木造軸組みの会社だったせいもあって、最終的にはお家は木造軸組みで建てることになりました。
検討中に、最近は昔の板倉工法のお家をつくる会社もあると知って、浮気心を出し専門にやっている工務店に話を聞くとかなり施工費が高く、予算的に無理。 最終的には、木造軸組み+パネルで耐震性を確保していくことに決定しました。

パネルによる面構造はいろいろな実験結果をみても高い耐震性はあるのは解るものの、釘に頼った構造でどうしても全面的には信頼できない部分もあります。 結露のことだけを考えると筋交いのみで耐力壁をとっていくことがベストですが、Tさんの提案で筋交いで基本の耐力壁を取り、パネルを併用することにしました。 結果、両方だとかなり壁量になりました。
パネル併用することによって筋交い弱点である、座屈もふせげるのではないかと期待してます。
パネル部分はダイライトで検討していますが、前述したかべ震火もいいかと思っています。 だけど、ダイライトほどの実績がないのと壁倍率3.5倍(ダイライトは2倍)になってしまうので、外周部に貼った場合、扁心率と金物の変更が必要になるかもしれない心配があります。 かといって今の筋交い量は減らしたくないし。
といって悩んでいる時間はありません。 もう基礎着工間近。 早く決めないと。

今回は無垢の乾燥材の国産桧をつかっていて、背割りの必要がありません。
筋交いを今回はかなりいれているので隅柱も両方向から筋交いがきます。 背割りがないと背割り側の強度低下の心配がなくてよいので安心です。 集成材という選択肢もありますが、木造で建てるのであればやっぱり無垢材。 といって大壁仕様なので柱は見えませんが。(ちょっともったいない)
柱に背割りがないと、室内もボードが直貼りができるので耐震上にもさらにプラス。

あと、簡単な偏心率等の計算には「耐震診断」というソフトの体験板を使用しました。
耐震診断:http://www.homeskun.com/products/hm-taisin/01.html
最終的には設計屋さんにしてもらいましょう。

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2006/08/31 (Thu)

今回のお家を考えるうえで、躯体内結露の防止はiemanのお家づくりの中で重要なポイントです。
耐震性も当然大事で、耐力壁の壁量や扁心率も重要だけど、その機能を維持していくためには躯体内結露の防止は絶対条件です。
窓ガラス等にでる表面結露はペアガラスを採用することで有る程度防ぐことができます。 冬場毎日のように窓ガラスの拭き掃除は大変だし、お家も断熱性能も考えてペアガラスを採用しています。
だけど、逆にガラス面の結露による天然の除湿機能を無くした機密性の高い家では、断熱性能の弱い部分にその湿度は向かってしまいます。
それが躯体内だと目に見えない部分だけに大変。 外通気を取って湿度を逃がす構造にはしているもののそれだけだとやはり不安。 お家では気密性・断熱性を考えて外壁面に構造用合板ではなく、透湿抵抗の低いダイライトを採用しています。
お家を立てる断熱地域区分のⅣ地域における結露がしない内外の透湿抵抗値(外1:内2)では結露が出ないギリギリのライン、実際の施工上の隙間や、石膏ボードの透湿抵抗値が高くみすぎている部分を考慮に入れるといくら透湿抵抗値の低いダイライトを貼っても安心は出来ません。 
より安全側に考えると内側に透湿抵抗の高い素材を張るしかいないが、かといって余り高い透湿抵抗のある防湿シートを貼ると今度は夏場の逆転結露の心配もあります。 特に今年みたいに異常な蒸し暑さでは・・・。 ある程度の透湿抵抗を確保しようと防湿石膏ボードも検討しましたが、最終的には逆転結露の防止に効果のある調湿シートのデュポンザバーンBFを採用することに決定しました。
しっかりと換気をし、防湿層で湿度を躯体内に入らないようにして、入ってしまったものは外通気で逃がすということで多分、お家の躯体内結露は大丈夫だと思います。

2006/08/29 (Tue)

お家をできるだけ長く住む為にも、構造部材を痛めてしまう結露は大敵です。
その結露をおこさないような断熱、防湿ができて、尚且つ、できるだけ健康素材を使いたいという希望があります。
一般的につかわれるグラスウールは施工時の不快感がいやで、微細なガラス繊維が体に悪いようにおもえます。(大丈夫だというデータはありますが) 不快感の少ない高性能グラスウールはコストが高い。
健康住宅系でよくつかわれるセルロースファイバーは、ホウ酸が含有されているのが気になるし、施工時のマスク着用が必要ということで、やはり体に悪いようにおもえる。 サニーライトはいいなと思ったけれど、壁は筋交いが多用されるので施工が難しそうです。
最終的に壁・天井はポリエステル系(ペットボトルの再生品が原料)の「パーフェクトバリア」という商品に決定しました。 断熱材の中に赤ちゃんの座っている写真が気にいり、サンプル取ってみても問題なさそう。 性能的にはグラスウールとあまり変わらないようですが、薬品も入っていないので体に害はなさそうです。 健康住宅を売りにしている設計事務所、工務店でもつかわれているようです。
発売元はエンデバーハウスという聞きなれない大阪の会社ですが良く良く調べると商品はカネボウの関係のようです。
パーフェクトバリア:http://www.endeavorhouse.co.jp/index.html

躯体内結露については、外壁にダイライトを貼る今回の構造でメーカーに問い合わせると、ダイライトであれば防湿シートの施工がなくても大丈夫ということですが、インターネットでの公表数字を見るとちょっと不安があります。
パーフェクトバリア透湿抵抗内外比:http://www.endeavorhouse.co.jp/tousituteikou.pdf

だけど、建築地のⅣ地区で一般的な防湿フィルムを貼ると夏場の逆転結露も心配になってきます。 そこで、夏場の逆転結露対策がされている調湿シートの「ザバーンBF」を壁・天井に貼ることに決定。 データーだけみるとなかなかの優れもの。 本当に効果があるかはわかりませんが。
ザバーンBF:http://www.mag.co.jp/pro/shohin/mj_d.php?shohin_id=1200

床の断熱材は調湿シートの施工も難しいので、壁・天井の断熱材にも検討をしていた、透湿抵抗が高く、床面での施工性も良い「サニーライト」に決定しました。
サニーライト:http://www.asahikasei-kenzai.com/akk/insulation/sunny/02.html

2006/08/29 (Tue)

構造は木造軸組みになりました。
工務店を選ぶときに、1社2×4のメーカーも検討に入れていました。 地元のハウスメーカーで吹き付けウレタン断熱で、仕様もしっかりとしていたので心ひかれましたが、思ったより値段が高かったのと、構造用合板を外側に貼ることによる、躯体内結露の問題が気になりやめてしまいました。
RC、鉄骨は最初から予算的に難しそうで、検討外。
まあ、元のハウスメーカーが木造軸組みなので結局そこに落ち着きました。

プランは耐震性を考慮して1、2階の耐力壁部分を合わせて、ほぼ総2階にしてます。
筋交いで基本の耐力壁(耐震等級3レベル)をとり、外周部にパネルを補助的につかうことに決定しました。
パネルはダイライトを予定してます。 実績はあるのですが、実物をつかってみると、ぶつかったときなどのもろさ、釘保持力の無さはちょっと心配です。
最近、「かべ震火」という商品も出てきて気になり、メーカーの人を呼んで話を聞いてみたりして、検討中ですが、実績の無さと逆に壁倍率がありすぎて、補助的につかうのは難しいかもしれません。
構造用合板が本当はいいのですが、2×4をやめた理由でもある躯体内結露に対する心配もあり、補助的につかうのですから強度が落ちてもいいので、通気用の穴をあければいいんだと考えてTさんに提案したけどもあえなく却下されました。(実際にやっている設計事務所も調べたらありました。)
かべ震火:http://www.aa-material.co.jp/kabeshinka/index.html

構造材はT建設さんを選んだ理由の一つでもあるのですが、
柱は紀州の4寸の桧材、樹齢も60年ものです。
サンプルを見ましたが、背割りのいらない乾燥材で目も綺麗にはいっています。 上棟するのが楽しみです。
土台は他の検討した工務店がつかっていた栗材もいいなと思いましが、柱と同じ桧材にしました。

基礎はシングル配金の防湿基礎(べた基礎タイプ)でフーチン巾150mm。 換気は城東テクノの「基礎パッキンロング」という商品をつかい、床下換気口をつくらないタイプにしました。
基礎パッキンロング:http://www.joto.com/kp_a/kp.php?7

構造は建てしまうと変えられない一番大事な部分なので、色々と悩みます。


ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪  
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